第43回関東甲信越ブロック理学療法士学会第30回千葉県理学療法学術大会

ご挨拶

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合同大会長 田中 康之
(千葉県千葉リハビリテーションセンター)

話そう! つながろう! 理学療法
~inputとoutputの掛け算を楽しみませんか~

こんにちは。第43回関東甲信越ブロック理学療法士学会学会長および合同大会長を拝命した千葉県理学療法士会会長の田中康之です。

突然ですがこのコロナ渦中の3年間について質問です。

Q1
リアルに相手の体温を感じ、息遣いを感じる新しい出会いは幾つありましたか?
Q2
新しく出会った人のマスクを取った素顔をご存知ですか?
Q3
空気感を感じられる会議や打ち合わせは幾つありましたか?
Q4
心の底から“はっちゃけて”笑い合う・ハグする出会いは幾つありましたか?

この中の一つでも「えっ?」っと回答に迷ったあなた! 合同大会に参加しましょう。そして話しましょう、つながりましょう。

続いての質問です。

Q5
この3年間、人と直接会うことに少しでも躊躇することがありましたか?

この問いに「はい」のあなた!合同大会に参加しましょう。そして話しましょう、つながりましょう。

では、最後の質問です。

Q6
昨今進む医療・介護領域における生産性向上の議論の柱の一つにDXの議論があります。DXで業務効率は進むかもしれません。あなたはDXによる業務の効率化が、新しいアイディアの創造と広がりに直結すると思いますか。

みなさん! この答え合わせをするために合同大会に参加しましょう。そして話しましょう、つながりましょう。

私は、inputとoutputの掛け算によって沸いてくる「!」こそが新しいアイディアの創造のコアだと考えています。この「!」を膨らますためには、更なる掛け算が必要だと考えます。理学療法士にとって重要なその「掛け算」の絶好の機会が「学会」です。本合同大会はポスターによる一般演題発表を軸として、参加者の皆さんに「掛け算」ができる場を提供いたします。 高貴な学術研究だけではなく、皆さんの日常の実践・臨床業務をoutputしていただき、audienceと「掛け算」を楽しんでください。必ずや新しい「!」につながるはずです。「発表はちょっと…」と思われる若手の皆さん。大丈夫です。発表をしなくても「質問」という形で自らの考えをoutputしていただき、発表者との「掛け算」を楽しんでください。必ずや新しい「!」につながるはずです。

コロナ禍の3年間。私たちはこれまで「当たり前」「大切」と思っていた様々なことを、自らの手で削ぎ落としました。そして代替え手段を獲得しました。しかし、その時に「削ぎ落としたもの」は、本当に不要だったのでしょうか。実は「その時」「その状況」だったからそう感じただけなのかもしれません。

そこで今回は「対面」に拘ります。「対面」による「掛け算」に拘ります。現在、準備委員会のみんなが「夢の国より楽しい合同大会」を目指し、寝る間も惜しんで準備をしてくれています。是非皆さん2024年10月5日(土)6日(日)は幕張メッセにお越しください。そしてinputとoutputの掛け算を楽しんでください。よろしくお願いします。

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第30回千葉県理学療法学術大会
大会長 小林 好信

(千葉医療福祉専門学校)

「話そう!つながろう!理学療法」―若手理学療法士の未来―

対面でのイベントや集まりに関する制限は緩和され、元通りの日常に近づきつつある中、研修会や学会も対面での開催に戻ってきています。この間、オンラインによる学会が多大な利便性と恩恵をもたらしたことは事実ですが、その反面、対面で語り合う温度感や臨場感、他者を通して得られる刺激や達成感などは薄れてしまったとお考えの方もいらっしゃることと思います。

このような中、第30回千葉県理学療法学術大会は、第43回関東甲信越ブロック理学療法士学会との合同大会として、幕張メッセを会場として、対面にて盛大に開催されることになりました。今回の合同大会のテーマである「話そう!」には、対面参加により得られていた充実感を再び取り戻し、研究の成果や学術的発展を議論することにより、日々の臨床業務や研究活動に活力を与える機会になることや、新たな人間関係の創出へと繋がっていくことが期待として込められています。同じく「つながろう!」は、合同大会での繋がりが、個人はもとより理学療法全体の発展へと繋がっていくことを表しています。

本合同大会において千葉県理学療法学術大会としては、若手理学療法士の育成を重視し、『登録理学療法士』に焦点を当てることといたしました。現在、協会の約40%は30歳以下の会員で構成され、今後の理学療法の発展のためには、若い世代を登録理学療法士として育成していくことが重要な課題となっています。世の流れとして、診療報酬の改定がエビデンスに基づいて審議されるようになっている現状にあり、良質なリハビリテーションを提供し、理学療法士の価値を担保するには登録理学療法士として学術活動や研究活動を行うことは、もはや使命ともいえます(自己の研鑽は理学療法の発展や社会貢献へと繋がり、その恩恵が社会から我々にもたらされるという構図が既に出来上がっているということです)。

テーマの「つながろう!」には、「継(つなが)る」という意味も包含されており、次世代につなぐ未来が明るく希望に溢れたものとなるように、まずは本大会で発表してみませんか?本大会では、学会発表に馴染みのない会員でも発表しやすいように様々な支援をご準備しています。今回は例年とは異なり、より議論が盛り上がることを期待して、ポスター発表が中心となっています。肩肘張らずに参加できるような雰囲気の大会となることを目指しておりますので、ぜひお気軽にご参加ください。学術大会は、日頃会うことのできないかつての仲間や同級生と顔を合わせることのできる機会でもあります。大会に参加して、幕張で同窓会をして盛り上がろうということでも大いに結構です。きっと楽しいと思います。皆さまの若さあふれるエネルギーと一歩踏み出す勇気が理学療法には必要です。

会場でお待ちしています!!

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